大人のストレス病というイメージが強い円形脱毛症ですが、子供の発症が最近多くなっています(それも3〜4歳の幼児から!)。しかも小さなハゲ程度で治まらずに、頭部全体や全身の毛が抜けるといった重症の子供もいるそうです。
子供にとって髪の毛が抜け落ちてしまうことは、大人以上に大変なショックです。いじめにもあいやすくなりますし、一歩間違えれば死を選択する子もいるというほど深刻な悩みです。
子供の精神的負担を軽減するために、親は学校の先生をはじめ子供の周囲の環境に配慮を求めたり、子ども用かつらを作るなどの対策も考える必要があります。ですが何よりもまず大事なのは、子供の気持ちを思いやって受け止めてあげることです。
円形脱毛症の原因は毛の根元へリンパ球が集まってくる免疫異常によるものと、もう1つは精神的ストレスによるものです。ストレスにより血管が収縮し、その血管を中心に毛が丸く脱落してしまうのです。一説には子供の円形脱毛症の場合、その原因が親にあることがほとんどであると言われています。人間関係の基本は親子です。
親の世間体を重視した過度の期待や甘やかし、虐待や両親の不仲、愛情の欠如など、親の態度や言動が子供を精神的に追いつめています。親の気持ちを気遣う繊細な子ほど表には出せず、身体が悲鳴をあげるのです。
そして子供の円形脱毛症の75%にアレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎、喘息を合併し発症する場合が多いようです。こうしたアレルギーに関しても精神的要素が影響する面も大きいので、よく家庭環境を振り返る必要があるといえます。
また、稀ではありますが甲状腺疾患や膠原病、肝機能障害などで脱毛症状が出ることもあるので、それらの可能性もきちんと検査してもらったほうがいいですね。
円形脱毛症の治療は合併症も考え合わせて、行きつけの小児科や皮膚科の医師によく相談すると共に、症状がなかなか改善しない場合には専門外来の受診も検討すべきです。口コミで評判の皮膚科の権威などもチェックしてみてはいかがでしょうか。
またある体験談では、5歳の幼稚園児がストレスで円形脱毛症になり、数ヵ所の病院、皮膚科医院で治療したら最初の脱毛部分にうぶ毛が見られたが他の部分は拡大し、また新たに脱毛部が増えたとのこと。
そこで鍼灸治療を受けたところ、脱毛部分に毛が生え、6ヶ月でほとんど生え気にならない程度に治ったという話もありました。市販の育毛剤や漢方薬、温熱療法など様々にありますが、子供に使えるかどうかは安易に判断できませんので、専門家の意見をよく確認して下さい。
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